岸和田市で父親が運転する車内に置き去りにされて、死亡が確認された渕上惺愛(せいら)ちゃんが通っていた保育園はどこなのかを調査しました。
渕上惺愛保育園は桜台保育所「自宅から7分の場所」
こちらは、実際に渕上惺愛ちゃんが通っていたとされる保育園です。

この報道から、渕上惺愛ちゃんが通っていた保育園は「岸和田市立桜台保育所」だということがわかりました。

大阪府岸和田市尾生町5丁目3-40
渕上惺愛ちゃんの自宅がある岸和田市岸の丘町から、岸和田市立桜台保育所までは、約4㎞ほどの距離で、車で最速7分の距離の場所です。

事故当日12日の朝、渕上惺愛ちゃんの父親は、他の市の保育園まで長女と三女を送り届け、その後せいらちゃんを桜台保育所に送るのを忘れてしまい自宅に戻りました。
その後、父親は自宅駐車場に車を駐車させ施錠し、自宅に入り9時間後の夕方に、渕上惺愛ちゃんをお迎えするために「桜台保育所」まで来ました。
桜台保育所の保育士は「惺愛ちゃんは今日は登園していない」ということで、初めて送迎していないことに気が付き、車内でぐったりした渕上惺愛ちゃんを発見したということです。
渕上せいら保育所は桜台保育所「保護者と協力してより良い子育てを」
渕上惺愛ちゃんが保育所に送られずに、父親の運転する車内の後部座席に置き去りになってしまった事故で、保育所と保護者の連絡についてが問題になっています。
まず、桜台保育所の方針や保育目標を見てみます。

保育時間:8時30分~16時30分
開所時間は月曜日~土曜日7:00~19:00
土曜日の預かり時間は8:30~12:00
設立:2007年4月1日
きめ細かな保育で、子ども一人ひとりを暖かく見守ります。
保育目標は「健康な子」「思いやりのある子」「友だちの中で育ちあえる子」「自分の思いをゆたかに表現できる子」。
子どもたちの発達の違いや個性を見極め、心身ともに健やかに育ってほしいと願っています。
そして保護者の方とも協力して、より良い子育てを考えていきたいと思っています。
渕上惺愛保育園「電話したつもりだった」思い込み
11月14日放送のnews eveyによると、渕上惺愛ちゃんの置き去り事件を受けて、岸和田市子ども家庭応援部、子育て施設課の溝端多賀子課長は、保育園側の「思い込み」についてを明かしていました。




- 保育園側は渕上惺愛ちゃんの欠席を十分認識していた
- 保育園職員は電話をしたつもりであった
- 他の保護者の対応も同時に当たっていた
- 受話器を持ったところと他の保護者の対応が重なった
- 保育園職員は電話をかけたつもりでいた
保育園の職員は、渕上惺愛ちゃんの欠席を知っていて、両親に連絡することを忘れてしまったということです。
保育園の方針によって変わるとは思いますが、平日と違って土曜日は、欠席することもあるので、連絡の徹底があったかは不明です。
また、渕上惺愛ちゃんの父親は、当日の土曜日は仕事が休みだったことから、正しい保育園利用だったのかも問題になってきそうです。
渕上惺愛ちゃんの父親についての詳しい記事はこちらです↓
保育所を運営する市によりますと、園児が登園していない場合保護者に電話連絡することになっていますが当日、保育所の担当者が忘れていたということです。市は「電話連絡を失念した。遺族の心情を考えたら言葉もなく、今後連絡の徹底を図りたい」としています。
(引用:MBSNEWS)
渕上惺愛保育園への報道コメント「保育所叩きに疑問」
11月14日放送の「めざまし8」で谷原章介さんは、
「ヒューマンエラーってのは絶対に起こってしまうことだと思うので」と強調し「たとえば預けた保育園の方が、もし『預かってませんけど、何かありました?』と連絡が取れていれば防げていた事故なのかも」
と意見を述べました。
また、ゴゴスマでも石井亮次アナウンサーも同じような発言でした。
石井アナウンサーは、
「送らなきゃいけない。それを忘れてしまったお父さんの失念がもちろんあるんですけど、保育所から“来てないです”という電話があればっていうのは、悔やまれるところですね、これは」
と話していました。
しかし、ネットでは「送り忘れた自家用車過失まで保育士や保育園に責任転嫁するような発言はよくない」「保育園のせいではないだろ」「明らかに親が悪いのに」と反論もあります。
実際に、父親が保育所に預けていなくて、自家用車の置き去りなので、連絡不足ではあったけど、保育園の失態だと責任転嫁する報道の仕方が疑問です。
管理人の関係している保育園は、保護者からの連絡を徹底しています。
土曜日や、自由登園については、園側から連絡はしていないこともあるので、全てが保育園の責任にはならないと推測します。
<追記>渕上惺愛ちゃん保育所長が休みだった
11月14日の産経新聞によると、岸和田市、市立保育所で児童が無断欠席した場合、保護者らに電話で確認するルールがあったにも関わらず、今回は連絡を怠っていたと明らかにしました。
市営の保育所ということもあり、私立幼稚園と違い、市のルールがあったということです。
先述しましたが、12日は午前10時までに惺愛ちゃんが来ておらず、保育士の一人が母親に連絡しようとしました。
しかし、訪れた別の保護者の対応に追われているうちに「電話をかけたつもりになっていた」ということです。
岸和田市の出欠のルールは、
- 児童の出欠は基本的に名簿で管理
- さらに保育士が児童の顔を見て確認する
通常平日は、無断欠席の時は確認電話を保育所長が担当していますが、12日は土曜日なので所長は不在で保育士の対応だったことから、確認漏れが出てしまったのでしょう。
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